コメント-プログラミング・本のブログ
自身のアウトプットも兼ねてつれづれと書き続けるブログ。
HTML解体新書ー仕様から紐解く本格入門 [ 太田 良典 ]
前回からの続きです。
コメントの基本書式[07]
<!--コメント-->
コメントは上記のような記述になります。<!--がコメントの開始、-->がコメントの終了を表すマークです。これらに囲まれた部分がコメントの内容となります。
コメントは、DOMツリー上でコメントノードとして扱われます。よってJavaScriptからコメントの内容を読み取ることもできます。
コメントの構文ルール
コメントにはさまざまな内容が記述可能です。
【複数行】
<!--
複数行にわたる
コメントも可能
-->
【空のコメント】
<!---->
【既存のマークアップを一時除外】
<!--
<h1>見出し</h1>
<p>テキスト</p>
-->
コメントには>も記述できますが先頭には記述できない制限があります。もし先頭に>を記述すると、構文エラーとなり空のコメントノードが追加され、>以下マークアップ(画面に表示)されるようになります。
【コメントは入れ子にできない】
要素と異なり、コメントは入れ子にできません。
<!-- 前 <!--内側--> 後 -->
上記の例ですと「前<!--内側」というコメントノードと「後 -->」のテキストノードになります。
また、コメントの末尾に<!-を記述することもできません。
<!-- <!--->
上記の例ですと、コメントを入れ子にしようとして構文エラーになります。
【コメントの前後にスペースを挟む】
コメントの内容の先頭に>や->を書いたり、末尾に<!-を書くとエラーになります。しかし、スペースを挟めば問題ありません
<!-- >コメント -->
<!-- ->コメント -->
<!-- >コメント<!- -->
ただし、スペースを挟んでも入れ子のコメントは書けません。
<!-- <!-- -->
コメントを使用する際は、コメント前後にスペースを空ける。コメント内にコメントを入れ込まない(既存のマークアップを一時除外する時などは注意)